3Dデジタルアシスト手術システムの導入

最新鋭の3Dデジタルアシスト手術システム(NGENUITY 3D ビジュアルシステム、Alcon社)を用いて、3Dメガネをかけて55インチの大画面モニターで4Kの立体画像を見ながら手術を行います。

3Dデジタルアシスト手術では、

・映像をデジタル加工することで色や明るさを調整することができるので、患者さまの目の中に入る手術顕微鏡の光量を大きく下げることができ、これにより患者さまの手術中のまぶしさや、光による網膜障害を大きく減らすことができ、目に優しい手術を行うことができます。

・映像を高解像度で高倍率に拡大することができるため、繊細な作業も安全に手術を行うことができます。

・術前に眼軸長測定装置(ARGOS, Alcon社)で計測したデーターと連携し、白内障手術時の切開位置や乱視矯正のための正確な眼内レンズ固定位置を3Dモニター上に表示することができ、精度の高い手術を行うことができます。

白内障手術の流れ

当院では先進的な機器である「白内障手術装置」にプラスして「3Dデジタル手術システム」を用いて、的確で効率的な日帰り白内障手術をご提供しております。

ステップ1

術前検査と説明

手術日の約2週間前までに、詳しい検査を行います。また、手術前には必ず手術内容の確認や、目の状態、お仕事やライフスタイルにあわせて、眼内レンズの種類・度数を相談しながら決めていきます。

ステップ2

手術当日

①点眼(麻酔)・消毒
②角膜のふちを2.4mm切開する
③超音波装置で水晶体の中身を取り除く
④水晶体嚢に眼内レンズを挿入する
⑤術後は落ち着くまでリカバリールームでお過ごしください

ステップ3

術後診察

手術翌日、3~4日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後と期間を設けて検診を実施します。その後は目の状態にあわせて、1~3ヶ月後に1回の来院頻度に移行していきます。

日帰り白内障手術・よくある質問

Q.手術時間はどのくらいですか?

A.白内障の手術の場合は、およそ5~10分間の所要時間となりますが、大きく白内障が進行している場合は、10分以上かかるケースもあります。状況に応じて所要時間は左右されるため、当日のご予定には余裕をもってご来院ください。

Q.術後すぐに見えるようになりますか?

A.手術直後は視界がぼんやりとしています。翌朝から徐々に見えるようになり、視力が安定するまで1~2ヶ月ほどかかります。

Q.手術中に痛みを感じることはありますか?

A.手術前には点眼による麻酔でほとんどの痛みを感じなくなる方が大半です。麻酔後も痛覚が残っている場合は追加で麻酔を行い、できる限り痛みに配慮した手術を心がけております。

Q.手術当日の付き添いは必要ですか?

A.術前・術後も当院のスタッフが身の回りのサポートなどをさせていただきますので、付き添いの方がいらっしゃらなくても日帰り手術を受けることができます。手術後もすぐにご帰宅する必要はなく、少し落ち着かれるまでお休みいただけます。

費用

日帰り白内障手術
3割負担 片眼 45,000円前後
両眼 90,000円前後
2割負担 片眼 18,000円(上限)
両眼 18,000円(上限)
1割負担 片眼 15,000円前後
両眼 18,000円(上限)

※高額医療の申請(限度額認定証の提示)がある場合や住民税非課税の場合では、費用が変わることがあります。

網膜硝子体手術の流れ

当院では先進的な機器である「硝子体手術装置」にプラスして「3Dデジタル手術システム」を用いて、高水準な日帰り網膜硝子体手術をご提供しております。
網膜硝子体手術は、技術的には最も高度な手術治療の一つです。最も極小である27G小切開硝子体手術を導入し、白目に直径0.4mmの極めて小さなポートを3ないし4箇所挿入して手術を行います。

【対象症例】

網膜剥離、糖尿病網膜症、硝子体出血、網膜前膜、黄斑円孔、硝子体混濁、黄斑浮腫など

※硝子体手術のみを行うと術後に白内障が進行してくるため、白内障手術も同時に行う場合が多いです。

ステップ1

術前検査と説明

早急な処置が必要と判断した場合は即日手術となるケースもあります。基本的には、手術日の約2週間前に各検査を実施し、検査結果とともに手術内容の説明を行います。

ステップ2

手術当日

①局所麻酔・消毒を行う
②白内障の手術が必要な場合は先に行う
③白目に27G (直径0,4mm) の孔を3〜4箇所あける
④あけた孔から、眼圧を保つための液・照明・吸引カッターを挿入
⑤硝子体を切除する
⑥疾患の種類に応じた処置を行う
⑦術後、眼帯を装着する

※網膜剥離や黄斑円孔の場合は、眼内に空気などを入れます。その場合、術後にうつ伏せなどの対位制限が必要となります。

ステップ3

術後診察

手術翌日までは眼帯を装着していただき、3~4日後、1週間後、2週間後、1ヶ月後と期間を設けて検診を実施します。その後の経過観察の頻度は、目の状態に応じて医師がご案内いたします。

日帰り硝子体手術・よくある質問

Q.手術時間はどのくらいですか?

A.手術時間は通常20~30分ですが、重症例では1~2時間かかることがあります。当日のご予定には余裕をもってご来院ください。

Q.手術当日の付き添いは必要ですか?

A.一緒にご帰宅いただける方に、付き添いをお願いすることをおすすめいたします。ご不安なことがあれば、事前にご相談ください。

Q.術後すぐに見えるようになりますか?

A.手術直後は視界がぼんやりとしています。経過とともに徐々に見えるようになりますが、視力が安定するまでには数ヶ月ほどかかるケースもあります。

Q.術後に気をつけることはありますか?

A.黄斑円孔や網膜剥離の場合は、トイレと食事以外の時間はできるだけうつ伏せ、坐位、側臥位などの姿勢でお過ごしいただく必要があります。
術後3日間はシャワーにとどめ(湯船には浸からない)で、保護用眼鏡をかけてお過ごしください。

費用

日帰り網膜硝子体手術(片眼)
3割負担 約100,000~170,000円
2割負担 18,000円(上限)
1割負担 18,000円(上限)

※高額医療の申請(限度額認定証の提示)がある場合や住民税非課税の場合では、費用が変わることがあります。
※症状の程度によって手術の内容が異なるため、費用は多少前後する場合があります。

受付時間
9:00~11:45
14:00~17:45 手術 手術 予約
検査
:土曜は9:00〜11:30 診療
休診日:日曜・祝日
電話をかける
9:00~11:45
14:00~17:45 手術 手術 予約
検査
:土曜は9:00〜11:30 診療
休診日:日曜・祝日